観光地と呼ばれるところにも行ってきました
龍山寺(ロンシャンスー)
台湾1のパワースポットとしても有名な龍山寺
日本のお寺と比べて規模も小さいのですが
日本のお寺とは全くムードが違い
パワースポットと言われる所以はよくわかりませんが
観光スポットと言われてはいるものの観光客の数以上に
地元の方が熱心にお参りしてる姿が印象的で
地元の方にとても愛されてるお寺なのでしょう
事前に参拝の仕方も調べ
せっかくなので台湾スタイルで参拝
パワースポットと言われるようなところに
日本だと全く行かないし興味ないんですが
こういう旅をキッカケに足を運んでみるのも
なんだか新鮮な気持ちにさせてもらいました
でもやっぱ海がいい。。。。
僕のパワースポット。。。
国家戯劇院
国家音楽庁
そして中正紀念堂
よく聞く話ではありますが
台湾に行く前から台湾にはとても親日家が多く
お年寄りは日本語が話せる人も多いと
何か漠然としたイメージだけで行くのもどうかなーと思い
一応簡単な台湾の歴史についての本を読んで行きました
日本と同じく戦争前と戦争後で歴史が大きく変わった台湾
近代以前 移民や流民が多いが故
原住民との対立も絶えずそういった対立からの支配形式は
当然ながらそんな事では経済は悪化し
当時の清は統治を諦めるほどに深刻な状況で
他民族の争いはもちろん ヨーロッパから流れてきたアヘンの影響もあり
治安は最悪 土地も人も荒れ果ててたそうです
そんな時代に日本はアジアの中でも 清や朝鮮と共に
欧米からの植民地化に早くから危機を察知し
共に戦おうと打診するも 清や朝鮮に断られうまくいかず
結果、脱亜入欧(アジアはあかんこれからはアメリカとヨーロッパと仲良くね)
にシフトし 戦争までする事に
そしてこの戦争に見事勝った事で
台湾は日本に統治される事になる訳です
日本のような列島が勝った事で世界が日本を見る目を変える中
これはチャンスと日本はとにかく台湾の統治に
全力を注ぐ訳です
この荒れ果てた島国を統治する事を国の腕試しと考え
とにかくインフラ整備に日本政府は全力を注ぐ訳です
そう、植民地としての支配ではなくです
教育環境を整える為 優秀な教育者を台湾に送り
抜本的に国の仕組みを変え
生え抜きで優秀な人を育てると尽力した訳です
1900年代初頭の台湾の進学率は一桁だった数字が
40年かけ70%まで急上昇し
学校が増え そして病院が増え 衛生的な問題は改善され
水力発電の建設でセルフエネルギーの獲得に成功し
(未だに台湾のエネルギーの半分近くが水力発電だそうです)
ダムを作る事により 飛躍的に農業が発展し
自給率がどんどん上がっていき
目まぐるしく台湾の情勢は変わっていく訳です
その頃から台湾のネイティブな人々は日本人に対して好意的なイメージを
持ち始める訳なんですね
そんな時に太平洋戦争が開戦
みなさんご存知日本は大敗する訳です
ここでもちろん元々 日本国ではなかった台湾は
領土帰属という事でその統治の権利がまた清(中国)に渡ります
しかし統治という支配で台湾人は厳しい状況に追い込まれます
ここではあえて触れませんが ホワイトテロと言われる
恥ずかしながら僕も知りませんでしたが
大きな事件が起こる訳です
すでにその頃 飛躍的に台湾のインフラ整備によって
国の情勢がよくなってた台湾の経済が一気に停滞する事で
日本の統治時期の方が明らかに我々は幸せだったと
リップンチェンシンという日本精神を重んじる
そういった思想が生まれてくる
これが日本を愛する台湾の方が多い要因だそうです
先ほど触れたホワイトテロ
それを指揮した人物を讃えて造られた建物が
この中正紀念堂な訳です
そんな事件を起こして何故この人が
こんな立派で観光地にもなるような建物を紀念堂として
建てられるような
本当に台湾の人にこの人はリスペクトされてるのか??
調べれば調べるほど70年も前のこの荒手な政策は
もちろん今は全く通用しないのはわかるのですが
なんだか今の日本の政治に似てるような
またはこれからアメリカではトランプ政権の
未来を案じるかのような
いつの時代もそうなのでしょうか
100%
みんなが納得できるような世界はありえないんだなと
考えさせられました
ちなみに中には入る気になれず写真だけ撮ってきました。。。
(国家戯劇院の夜のライトアップは素晴らしかったです!!)
自分も会社の中では色々と指揮をとる事も多く
みんなが納得できるカタチとはなんなんだろうと常に頭を悩ませます
遠回りに見えそして感じる事も
結果に繋げるプロセスをなんとか創造しなくてはいけない
弊社もちょうど20周年だったので
自分がいて今あるこの状態が果たしてベストだったのか
もっとできた事 たくさんあったのではないかと
ボーっとホテルで考えながら
漢字もろくに書けないこんな僕でも歴史から学ぶ事は多いのです
朝食を食べたお店にいたネイティブなおじいちゃんが
日本語ペラペラでちょうど中正紀念堂の話をして
また少し面白い歴史の話を教えてくれて
この日は朝から目に映る景色が少し変わって見えて
カメラを向ける被写体もちょっとだけ変わった旅の後半でした
きっともっと詳しい方もいると思うので
僕のこの程度の学で感じる事なので
厳しいツッコミはご容赦ください 笑
とっても素晴らしいお店にもいくつか行ってきましたのでそれはまたー